複利で伸びる1つの習慣(基本 第1章〜第3章)
良い本を見つけたので、読書を進めている。実際に自分の生活習慣に変化をもたらしてくれたので、非常に役に立つ本だった。良い内容なので読書記録として残していこうと思う。
基本:なぜ小さな変化が大きな違いをもたらすのか
第1章 最小習慣の驚くべき力
- 毎日1パーセントの改善が長期的には大きな改善になる。
- 小さな変化は、決定的な境界を超えるまで、大して違いがないように見えることが多い。形成中のもっとも強力な成果は遅れて表れる。忍耐が大切だ。
- 目標を設定するのは忘れよう。かわりに仕組みに集中しよう。
何かの能力を向上させたいなら、継続してそれに取り組む必要がある。少しずつでもいいので継続させることができると、長期的に大きな力になる。目標はゴールを設定してしまう。本当に長続きさせるには目標ではなく、終わりのない改善と継続的な向上のサイクルについて考える。プロセスが大切。
ダイエットだと「今の体重から10kg落とす」を目標にしてしまうが、10kg落としたら終わりではない。その体重を維持できる仕組みが大切。
何かの勉強をするのであれば、その勉強を継続できる仕組みが大切。自分の場合だとITに関することになる。ITに関する勉強や知識を毎週少しずつでも増やしていくことで大きな変化になる。
第2章 習慣がアイデンティティーを形成する
- 変化には三つの段階がある。結果の変化、プロセスの変化、アイデンティティーの変化。
- 習慣を変えるのにもっとも効果的な方法は、達成したいものではなく、なりたい人に意識を向けることだ。
この章はまとめるのが難しい。「何を達成したいか」ではなく「どのような人になりたいか」が重要。
目標はマラソンに出ることではなく、ランナーになることである
という例が分かりやすかった。ここでは目標ではなく、自分の意識に注目するべきだと言っている。ランナーであれば「走らないと」とは思わないし、走ることが当たり前になる。
習慣は、自身についての深い信念を育てるための手段である。
アイデンティティーを強めるためには、習慣を身につけるのが良い。
第3章 シンプルな四つのステップで良い習慣を身につける
良い習慣の身につけ方
- きっかけ、はっきりさせる
- 要求、魅力的にする
- 反応、易しくする
- 報酬、満足できるものにする
悪い習慣の断り方
- きっかけ、見えないようにする
- 要求、つまらなくする
- 反応、難しくする
- 報酬、満足できないものにする
この4ステップで行動が決まることは分かる。ただ、本に書いてある例ではピンとくるものではなかった。「暗い部屋に入ったら電気をつける」という例は習慣ではあるが、そんな単純な例を出されてもなぁ。4ステップで行動が決まるという点の説明だろうか。
逆に悪い習慣は分かりやすい。スマホを見すぎているのであれば、スマホを視界から消すと見る時間は減るだろうし、見ても楽しくないと思うようになれば、より確実にスマホに使う時間は減る。
この四つのステップは、これ以降に解説されている。次の章を読み進めていくことで分かるだろう。