iOS開発:UILabelでリッチにテキスト表示(OHAttributedLabel)

UILabelの表示をカスタマイズしてみた。カスタマイズというのは、UILabel内のテキストの色を変えてみたり、リンクにしてみたり、、という事(上の写真を参照)。どうやら、CoreTextを使えば良いらしい。

しかし、CoreTextを使うのも難しそうなので、OSSの「OHAttributedLabel」(https://github.com/AliSoftware/OHAttributedLabel)を利用することにした。

OHAttributedLabelを使う

OHAttributedLabelを使うには、以下の4つをする必要がある。

  1. CoreText.frameworkをライブラリに追加
  2. OHAttributedLabelのソースを追加
  3. OHAttributedLabelのソースはARCを無効に
  4. Interface BuilderでLabelのクラスを変更

ARCを有効にしたプロジェクトでは、OHAttributedLabelのソースコードをARC無効にする(EZ-NET: ファイル毎に ARC の有効・無効を設定する – Automatic Reference Counting)。

あとは、そのままなので簡単。今回のサンプルプロジェクト(Xcode 4.4.1, iOS 5)を用意した。

CoreTextLabelSample01

文字色を設定する

色を設定する範囲と、文字色を指定する。

label.attributedTextに設定する前に、これらを設定する。

[c]

NSMutableAttributedString *attrStr = [NSMutableAttributedString attributedStringWithString:text];

NSRange range = [txt rangeOfString:@“ペヤング”];

UIColor *color = [UIColor colorWithRed:0.0f green:1.0f blue:0.0f alpha:1.0f];

[attrStr setTextColor:color range:range];

self.attrLabel.attributedText = attrStr;

[/c]

リンクを設定する

リンクを設定するときも同じで、リンクにする文字範囲とリンク先を指定する。元の文字列がURLの時は、初めからリンクになるようだ。

[c]

NSRange linkRange = [txt rangeOfString:@“超激辛味噌ラーメン”];

NSURL *linkUrl = [NSURL URLWithString:@“http://www.google.com/”];

[self.attrLabel addCustomLink:linkUrl inRange:linkRange];

[/c]

リンクの色を変更したい、リンクのアンダーラインを消したい、というときには、以下のコードを書けば良い。

[c]

[self.attrLabel setLinkColor:[UIColor redColor]];

self.attrLabel.underlineLinks = NO;

[/c]

参考

投稿日 2012年08月18日